トイレ詰まりに困ったらコレで解決!
普段起こることが多いトラブルであれば、解消する方法も分かっていることが多いのであまり困ってしまうことはないかもしれません。
けれども、あまり起きたことのないトラブルに出くわしてしまうと解決方法が分からなくて困ってしまうものです。
なってしまうと困ってしまうけれども、頻繁になることはないトラブルとして「トイレ詰まり」があります。そこで、トイレの詰まりを解決する方法について見てみることにしましょう。
◆一番多い原因はティッシュ
トイレットペーパーの代わりに、ティッシュペーパーを使ったことがある方は多いのではないでしょうか?実は、トイレ詰まりの原因として「ティッシュペーパー」をたくさん流してしまったことによるケースが最も多くなっています。
ティッシュペーパーは水に溶けやすいように作られていないことをご存知の方も多いと思います。これに対してトイレットペーパーは水を含むとほぐれやすいように作られていますので、トイレで使っても詰まりを起こしにくいのです。
ティッシュペーパーもトイレットペーパーも、原料であるパルプを溶かして乾燥させるまでの工程ではあまり大きな違いはありません。その先の工程で繊維と繊維を結合させる樹脂(湿潤紙力増強剤)を入れて破れにくいように作られているのがティッシュペーパーになります。トイレットペーパーの場合は、湿潤紙力増強剤の代わりに澱粉を使って水を含むとほぐれやすいように作っています。
元々、水を含んでも溶けにくいように作られているのがティッシュペーパーですので、トイレに流すと詰まる原因になるのは当然と言えます。最近では、水に溶けやすいティッシュペーパーも販売されていますので用途に応じて使い分けられることをお勧めします。
最近は、節水型トイレの普及でより少ない水量で処理出来るようになって来ましたので、ティッシュペーパーの使用によるトイレ詰まりの増加の原因に拍車をかけている傾向にあるかもしれません。
蛇足ながら、あまり意識して使っている方は多くないかもしれませんが、ティッシュペーパーにも表と裏があり、トイレットペーパーにも表と裏があります。ダブルタイプの場合は裏面と裏面を内側に合わせていますので両面どちらを使っても紙の表側を使うことが出来るようなっています。シングルタイプのトイレットペーパーを使うときには、ロールの見える方が表になりますので、反対側を使ってしまうと紙の裏側を使ってしまうことになります。紙の表側の方が柔らかく、裏側の方がガサガサした感じがしますので、機会があれば確認してみて下さい。
◆家庭にあるこんな道具を使ってみよう
トイレ詰まりが起こってしまったとき、まずはご自分で何とか解決したい!と思われる方が多いのではないでしょうか?その際には、次のような手順と方法で行なってみて下さい。
Step1: いつからその症状が出たか確認する。
・突然トイレ詰まりになった。
・トイレが詰まる前にゴボゴボという音がした。
・以前から流れ方が変だった。
突然トイレ詰まりが起こってしまった場合は、便器に問題が起きている可能性が高く、トイレ詰まりの前にゴボゴボという音がしたり、流れ方が変だったりしたケースは便器以外の問題の可能性があります。便器に問題が起きている可能性が高い場合は、ご自分で解決することが可能なケースがありますので、次のStepに進んで下さい。
Step2: 何を流したか思い出す。
流したものによっては、状況を更に悪化させてしまうケースもあります。大量にトイレットペーパーを流してしまった場合は、ご自分で解決する方法がありますので、次のStepに進んで下さい。
Step3: 家庭用品を使ってトイレ詰まり解消に挑戦。
トイレ詰まりを解消するとは言っても、ラバーカップを備えていない方も多いのではないでしょうか?家庭用品を使ってトイレ詰まりを解消する方法として次のような方法があります。
・バケツを使って解消: バケツに水を入れて便器よりも少し高い位置から排水口に水を流してみて下さい。水流不足でトイレットペーパーが上手く流れていない場合は、解消出来る可能性があります。バケツをお持ちでない場合は、大きめのペットボトルでもOKです。
・お湯と重曹で解消: 50℃ほどのお湯を排水口に流して、重曹約半カップとお酢1カップを入れて30分~1時間ほどおいておきます。重曹とお酢を混ぜることで発砲しますので汚れや詰まりの解消が期待出来ます。お酢の代わりにクエン酸でもOKです。重曹やお酢がない場合は、50℃ほどのお湯でトイレットペーパーが溶けるかどうか試してみて下さい。
ご自分でトイレ詰まりを解消する時には、安全のために必ず事前に電源を抜いて、止水栓を閉めた上で行なって下さい。そして作業を行なう際には、ゴム手袋をつけて行なうことをお勧めします。
ご自分でトイレ詰まりの解消を試してみても悪化させる可能性が低いケースの場合のみ今回ご紹介した方法を試してみて下さい。流したものが大量のトイレットペーパーでない場合などは、かえって状況を悪くしてしまう可能性がとても高いので、ご自身で行なうことは避けた方が無難です。
◆出来ない場合は放置せずに業者に来てもらおう
ご自分でトイレ詰まりの解消に挑戦してみたけれども解消しなかった場合や、ご自分でトイレ詰まりを解消するのには向いていない状態だったケースは、そのまま放置しておいても状況が改善することはまずありません。
また、ご自分でラバーカップなどを使って詰まりを解消したと思っていても同じような症状が暫くすると出てくることがあります。
その場合は、根本的な詰まりの原因が取り除かれていないと考えられますので、一時的にラバーカップなどで詰まりを解消させてトイレを使うということを繰り返してしまうことで、かえって状況を悪化させてしまうことがあります。
いずれの場合も、信頼出来る水道修理業者に早めに修理を依頼されることをお勧めします。
それでは、信頼出来る修理業者を選ぶには、どういった点に気を付ければ良いのでしょうか?修理業者選びの際、次のポイントをHP上などでチェックされることをお勧めします。
・業者の住所や電話番号など連絡先が明確に掲載されているかどうか。
・担当スタッフの紹介や修理の実績などについて具体的な内容が掲載されているかどうか。
・会社の設立年が記載されているかどうか。
修理業者において修理実績が豊富かどうかというのは、重要なポイントになって来ます。トイレ詰まりの原因を特定する際にも実績があれば容易に特定することが出来ます。修理も手際よく行なってもらうことが出来ます。
す。
また、修理を依頼する前に見積書を依頼しておくことも重要です。修理を依頼して当初の予定していた金額よりも大幅に増えてしまうことのないように、見積書には詳細な明細書をつけてもらうようにした方がよいでしょう。
数社に見積もりを依頼することで修理費用の確認だけでなく、必要な修理内容の確認を行うことも出来ます。こうした少しの手間を惜しんでしまって後悔することのないようにしたいものです。他の業者に比べて安すぎる見積もりというのは、追加料金が発生してしまう可能性が高くなりますので、修理代金として含まれている詳細を更に詳しく確認しておくことをお勧めします。
修理料金の内訳は、「基本料金+作業費」になります。部品を交換する必要がある場合は、これらの料金に部品代が加算されます。
トイレ詰まりをこじらせてしまわないためには、最初にご自分で解決することが可能なケースかどうか把握することが重要なポイントになります。可能であれば、今回ご紹介した方法を是非試してみて下さい。