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シャワーの水圧が弱い原因とは?対処法を詳しく解説

シャワーを浴びてスッキリしたいのに、お湯の出が悪いとがっかりしてしまいますね。

シャワーの出が悪いとき、「シャワー本体の故障ではないか?」と考えがちですが、ほかにもさまざまな要因が考えられるのです。この記事では、シャワーの水圧が弱い原因やその対処法を、状況別に詳しく解説しています。「水圧が弱いかも?」と思い当たることがあれば、ぜひ参考にお読みください。

シャワーの水圧が弱い原因

シャワーの水圧が弱いと感じる場合、シャワー本体や給湯器などに何らかの不具合が生じている可能性が高いです。ここでは、シャワーの水圧が弱いときに考えられる、6つの原因を紹介していきます。

1.フィルターが詰まっている

シャワーヘッドのつまり

ひとつ目の原因として、シャワーに備わっているフィルターの目詰まりが考えられます。フィルターのある場所は、シャワーホースとシャワーヘッドの間の「ストレーナー」です。フィルターでは、水道管から流れてくる水のゴミやサビを除去するため、この部分が目詰まりすると水圧が弱くなってしまいます。

2.シャワーヘッドが破損している

ふたつ目は、シャワーヘッドの破損です。衛生面などを考慮すると、交換目安は5年で、寿命は10年と言われています。

シャワーヘッドが破損する原因の多くが、お湯が出るシャワーの散水板のヒビ割れです。手元が滑って、シャワーを落としたことはありませんか?見た目には大きなヒビがなくても、小さなヒビが入っている場合があります。この場合、水圧が弱まったというよりも、お湯が集中せず、ヒビ割れからお湯が飛び地っている状態だと考えられます。まっすぐにシャワーが出ない、お湯があちこちに飛び散るといった不具合があれば、散水板が割れているかもしれません。

3.給湯器に問題がある

給湯器

3つ目は、給湯器本体の問題です。具体的には、給湯器の故障や給湯器の号数違いが考えられます。

給湯器の号数は給湯器の能力を表す数字(※)で、大きければそれだけお湯を沸かせる量が多くなります。

(※)水温+25℃のお湯が1分間に出る量(L)
例、1分間に24L沸かせると→24号

家族構成や年齢にもよりますが、家族が多いとそれだけ大量のお湯が必要です。そのため、使用するお湯の量に対して号数が小さいと、お湯が足りなくなって水圧が弱くなってしまいます。入浴中はキッチンで洗い物をしないようにするなど、同じタイミングでお湯を使わないようにすると、少しは水圧があがるかもしれません。

一般的なおすすめの号数は、以下の通りです。
4人家族→24号
2人家族→20号数
単身→16号

一緒に暮らしている人数が多ければ、大きめの号数にしておくほうが無難というわけですね。

4.初期のエコキュートを使用している

4つ目の原因は、エコキュートを使用している家庭での不具合です。使用しているエコキュートが初期のものであれば、こちらに問題があります。

エコキュートは、ガス給湯器に比べると、確かに水圧はかなり弱くなります。それは、そもそものお湯を沸かす方法が異なるためです。ガス給湯器は、水道から直接水を引き込んでボイラーで瞬間的に加熱する、「水道直圧式」。一方、エコキュートは、前もってお湯をタンクに貯めておく「貯湯式」です。耐圧が限られた貯湯タンクには、減圧弁で水道圧力を下げてからしか貯められません。そこから出るシャワーも、同じく低い水圧になってしまうのです。

5.止水栓が閉まり過ぎている

5つ目の原因は、水量をコントロールする止水栓の閉まりすぎです。この場合は、止水栓をゆるめることで水圧が調節できます。止水栓は、洗面所下や浴室内部だと浴槽近くに設置されているため、確認をしてください。

シャワーだけではなく家中の水圧が弱いと感じる場合は、水道の元栓が閉まりすぎている可能性が高いです。元栓は、戸建てなら屋外の水道メーター横に、マンションなどの集合住宅は玄関近くもしくはメーターボックス内に設置されています

6.家全体の水圧が弱い

元栓も開いているが、シャワーだけではなく家全体の水圧が弱い場合は、家の構造がうまくできていない可能性があります。家は、建設の際に部屋の階数(平屋、2階建てなど)などを考慮して、使用する配管の長さや太さが決められています。プロが造るのだから大丈夫だと思っていても、本当にまれではありますが上手く計算できていないことも。この場合、専門業者に点検を依頼するのが最善策です。

シャワーの水圧が弱い場合の対処法

水圧の弱さの原因がわかった後は、それに応じた対処法を取っていきましょう。フィルター掃除や止水栓の調整など簡単なことならば、場所ややり方を知っておくだけでも安心です。

◆フィルターの掃除

シャワーヘッド内部のフィルターが原因なら、掃除をするとお湯が通りやすくなります。

〈フィルターの外し方〉

  1. シャワーヘッドを左へ回して外し、中のフィルターを取り出します。(回せば取れるタイプがほとんどです。)
  2. フィルターはハブラシなどでやさしく擦り、細かいゴミやサビ、石鹸カス、水アカなどを落とします。
  3. 水ですすぎ、元通りに直せば終了です。

◆シャワーヘッドの掃除・交換

シャワーヘッド交換

フィルターの掃除と一緒に、シャワーの散水板も掃除しておくと、詰まり予防になります。

〈散水板〉
散水板はフィルターと違い、水道水に含まれるカルシウムなどの結晶が付着して、水圧を弱くしてしまいます。これはゴミではないため、擦ってもとれません。カルシウムを分解するには、クエン酸が有効です。クエン酸を溶かした水に散水板を浸けておき、しばらくしたらブラシで擦ります。取りにくい場合は、数回行ってください。

◆給湯器の交換

使用している給湯器が経年劣化などによる故障なら、新しい給湯器への交換が必要です。

家族構成に合っていない小さな号数の給湯器を使用している場合にも、給湯器の交換を視野に入れてみてはいかがでしょうか。大量のお湯を沸かせるため、シャワーの水圧がグンと強まり、快適なバスタイムを過ごせます。

また、給湯器は熱効率が低下すると、ガス代が高くなる傾向があります。長く使用すれば、それだけ熱効率が低くなっていきます。以前と比べて「ガス代が高額になっている」と感じたら、給湯器を交換したほうがお得かもしれませんね。その際は、従来タイプではなく、省エネタイプの給湯器がおすすめです。

◆エコキュートの交換

初期のエコキュートを使用している、もしくは設置してから10年ほどになる場合、エコキュートの交換をおすすめします。エコキュートの寿命は、一般的には約10年です。これを踏まえ、現在の家族構成やライフスタイルを考慮したうえで、最適なタイプを選んでください。シャワーの水圧を強めるには、高圧タイプがおすすめです。

〈目安はこちら〉
3〜5人、370L
4〜7人、460L
5〜8人、560L

◆止水栓の調整

止水栓の調整は、とても簡単です。
シャワーだけの水圧が弱い場合は、止水栓を開けると強まります。ハンドル式タイプだと、強めるには左に、弱めるには右に回すと調節可能です。マイナスドライバーが必要なタイプもあるため、怪我をしないように十分に気をつけてください。

シャワーだけでなく家中の水圧が弱い場合は、水道の元栓を確認しましょう。止水栓と同じく、左へ回して水量調節を行ってください。

場所の違い別シャワー水圧の対処法

戸建てでは、家の外壁や屋根、住宅設備に不具合が見つかれば、もちろん自己負担での修理が必要です。しかし、賃貸の場合はどうでしょうか?賃貸でも、マンションと団地では、多少対処法が異なります。その際にかかる費用に関しても、貸主負担であるか、借主の負担であるのかが変わってくるため要注意です。

賃貸マンションで水圧を強くしたい場合

マンションの高層階にお住まいの方は、特にシャワーの水圧が弱いと感じたことがありませんか?これは、マンションが重力を利用して水を汲み上げる、「動給水方式」を採用しているからです。高層階ほど水圧が弱くなり、低階層は重力がかかるため強くなります。

給水方式を変えるには大規模な工事が必要であるため、賃貸マンションでは難しいでしょう。また、給湯器の号数を大きくする方法もありますが、設備や備品はマンション所有者のものであり、勝手に交換できるものではありません。給湯器の故障や取替えについての相談は、持ち主である管理者会社や大家さんに連絡しなければなりません。

賃貸マンションでシャワーの水圧を強くしたい場合は、フィルター掃除や止水栓の調整は自分で行えます。

また、簡単な方法は「低水圧用シャワーヘッド」に交換することです。これは、ヘッドから水が出る総面積が小さく、水が出る穴は小さめで数が少なく作られています。「小さいと水の出が悪いのでは?」と思われそうですが、水の出る量を抑えてシャワーの勢いを増す仕組みです。道路に水を撒く際、ホースの先をつまみ水の勢いを強くするのと同じ考えですね。シャワーの勢いがよいと、シャンプーの泡もすっきりと洗い流せるようになり、ストレスなくお風呂が楽しめます。

低水圧用シャワーヘッド

団地で水圧を強くしたい場合

団地はマンションと異なり、物件に浴槽や給湯器が設置されていないことがあります。「入居者が自己負担で好きなものを設置する」という条件のもとで、まずは設備を選び、設置を依頼する業者選びも自分で行う必要があります。退去時には、設置したものすべてを撤去し原状復帰が必要で、これらにかかる費用はすべて自己負担です。

給湯器の故障などで交換を行う場合は、まず管理会社または住宅所有者に連絡してください。

解決しない場合は専門業者・大家さんに調査依頼を

紹介した内容を試しても、まだシャワーの水圧が弱い場合は、もともと水圧が低いのかもしれません。たとえば、自宅のある場所が浄水場から離れている、もしくは水道管の劣化や破損による水漏れなどが原因ならば、早急な調査と修理が必要です。

個人でできる対処法でも解決しないようであれば、賃貸の場合はまず大家さんか管理会社に連絡をして、現状を説明してください。専門業者に依頼をするにしても、先に管理者に連絡をいれておくと安心です。借り主側が勝手に業者に依頼して修理交換をすると、後々になってトラブルが起きるケースもあります。最悪の場合は、修理交換にかかった費用を支払ってもらえないこともあるため、注意が必要です。

業者に依頼した場合の費用目安

自分でできる対処法があっても、原因が部品の破損にあったとなれば、修理や交換をする必要があります。ましてや、水道管の劣化や破損による水圧不足は、個人で修理を行うことはできません。このような場合には、専門業者に依頼となりますが、気になるのが費用です。

水周りの修理にかかる費用相場は、以下の通りです。
・パッキン交換 4,000〜5,000円程度
・止水栓交換 12,000〜20,500円程度
・水栓交換 8,000〜12,000円程度

作業費のほかに、出張料や時間帯によって深夜料金が加算されます。

・業者を選ぶポイント

相見積もりをする

どこに依頼すれば良いのか、と迷ってしまう方も多いでしょうが、業者選びはとても大切です。「プロに任せよう」と決めたら、必ず相見積もりをしましょう。最低でも3社からの見積もりをとるのが安心です。

見積書の内容を確認する

見積書を見れば、おおよその費用相場がわかります。作業費のほかには、どのような費用がプラスされるのか、また余計な費用が記入されていないかどうかの確認もできます。

水道局指定で自宅からの距離も近い業者

できれば、自宅から近い水道局指定の業者を選びましょう。自宅から離れた業者よりも、住んでいるエリアのことをよく知る地元業者に依頼するほうが安心です。何らかの急なトラブルが起きても、近くの業者ならすぐに駆けつけてもらえます。

まとめ

シャワーの水圧が弱い原因には、自分で簡単に対処ができるものと、給湯器などの備品や設備の不具合により業者へ依頼が必要なものがあります。費用を抑えるためにも、フィルターの目詰まりや止水栓の調整などは、日頃から対処できるようにしておくと良いでしょう。まずは自分でできる対処法を試し、それでも改善されない場合は、専門業者に依頼する必要があります。配管の破損や水漏れなどの放置は、階下などへの被害拡大が懸念されるため、早急な対応が重要です。賃貸マンションや団地にお住まいの方は、まずは管理者に相談をしてください。

明朗会計

シャワーの水圧が弱くてお困りの際は中部水道修理株式会社にお任せください

中部水道修理株式会社は、一般的な給排水トラブルから、水回り全般、リフォームなどを行う水道局指定工事店です。ご相談くださったお客様に、少しでも早く不安を解消していただけるよう、お客様第一で取り組んでいます。すぐに来てほしい緊急のトラブルに関しては、最短15分で駆けつけ可能です。また、修理点検依頼は24時間365日対応しています。ご心配される費用については、まず現場を確認してから、最良な方法で見積もりをいたします。実際に作業を進めてから追加費用が発生することは、一切ありません。弊社は作業後からが本当のお付き合いだと考えているため、アフターフォローも万全でお待ちしております。

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