水道業者が教える!自分でできるキッチン・台所のつまり解消法
目次
水が流れない!どこがつまっているの?
キッチン・台所のシンクでは、しばしば水が上手く流れていかずに、シンク内がプール状態になってしまうことがあります。こういったつまりにはさまざまな原因が考えられるため、まずはつまった箇所とつまりの原因を特定することから始めましょう。
排水トラップがつまっている
参考:キッチンの排水溝つまりを直すには?本当に効果がある解消法7選|水の110番救急車
https://www.mizu110119.com/column/kitchen-tumari.html
キッチン・台所のシンクの下は、上記の図のような構造になっていて、なかなか複雑です。もし、つまっているキッチン周りは、排水溝フタや排水バスケット、排水トラップを取れば水が流れるということであれば、排水トラップ自体につまりの原因がある可能性が考えられます。
排水管(パイプ)がつまっている
排水トラップを外しても水が流れないということであれば、シンク下にある排水パイプ内でつまりが起こっている可能性大です。
その場合は、排水パイプを分解して、つまりの原因を取り除かなければいけません。
排水管や排水桝でつまりが起こっている
排水トラップや排水パイプを掃除してもつまりが直らないということであれば、床下の排水管や屋外にある排水枡内でつまりが起こっているのかもしれません。あまりなじみがない排水管や排水桝の具合を確認してみましょう。
排水管内の掃除を自分で行うのは至難の業ですが、排水桝であれば自分で掃除してつまりの原因を取り除くことも不可能ではありません。
キッチンの排水溝がつまる原因
キッチンのシンクにはさまざまなものを置いて、水を流すことになるため、つまりの原因となるものもいくつか存在します。シンクを使うときには、以下で上げるものの取り扱いに気を配るようにしてください。
食器や調理道具についた油汚れ
キッチンのつまりで最も多い原因は、排水溝から流される油にあるといわれています。特に調理後の鍋や食器に付着した油は気づくことなく、水と一緒に流されている場合が多いのです。
流された油は排水管内について、冷えると固まってしまいます。こうなってしまえば、そう簡単に取り除くことはできません。さらに、固まった油に食材のカスなどの固形物が付着すると、さらに大きな塊になって、排水管を塞いでしまいます。
食材のカスやぬめり
キッチンの排水溝のゴミ受けや、排水ネットに食材カスがたまったり、ぬめりが排水管を塞いでいたりすると、つまりが発生します。排水トラップの隙間の奥に食材カスが流れ込んでしまし、ヘドロ状の汚れが蓄積してもつまりは起きてしまうのです。食材のカスは少量でも油汚れと結合すると、大きな塊になるので、極力排水溝に流さないように気をつけましょう。
食材のカス以外にも、爪楊枝や調味料のフタ、輪ゴムなどの固形物も、うっかり流してしまうと排水溝を塞いでしまうおそれがあります。また、スプーンやフォークなどのカトラリーも流してしまいやすいので、気をつけるようにしてください。
サビ
長年使っているキッチンのシンクや蛇口からサビが出て、つまりが発生してしまうこともあります。キッチンのサビはつまりの原因となるだけではなく、蛇口から赤い水が出て不衛生な状態になるため、発見したらすぐに対処をしましょう。
排水管や排水枡の汚れの蓄積
どんなに気をつけていても、長年使用している排水管や排水桝には汚れが蓄積されているものです。その汚れによって排水管や排水桝が塞がれると、つまりが発生してしまうのです。長年同じ住宅に住んでいる人は、定期的に高圧洗浄をするなどして、排水管や排水桝の美化に努めましょう。
自分で解消できる?キッチン排水溝つまりの対処法
キッチンのつまりが発生してしまっても、簡単なものであれば自分で解消できるかもしれません。ここでは自分でできる、キッチンのつまりの対処方法を紹介します 。
お湯で押し流す
まず最も簡単なのは、お湯で押し流してつまりの原因を取り除く方法。排水トラップを外したら、排水溝をフェイスタオルでふさいでください。
その後シンクに60°程度(高温すぎるお湯はシンクを傷めるためNG)のお湯を張り、ある程度たまったらフェイスタオルを引き抜いて一気に押し流しましょう。簡単なつまりであれば、これだけで解消されます。
ラバーカップ
お湯でつまりが解消できない場合、ラバーカップ、通称すっぽんを排水トラップ周辺に当てて上下させます。トイレ同様に、キッチンのシンクのつまりもこれで解消できるかもしれません。ひとつ家にあると大変重宝するアイテムです。
高圧洗浄機を使用する
長年にわたって排水管を高圧洗浄していないのであれば、排水管の蓄積した汚れがつまりの原因になっているのかもしれません。そこで活躍してくれるのが洗車時などに使用される家庭用の高圧洗浄機です。
高圧洗浄機のハイパワーで、排水管内に付着した汚れををそぎ落とせます。より、しっかりとした効果を感じたい方には、業務用の高圧洗浄機がよりパワフルでおすすめです。
パイプ洗浄剤を使用する
パイプユニッシュなどのパイプ洗浄剤は、ドラッグストアで気軽に購入できるアイテムであり、初期のキッチンのつまりにおすすめです。排水トラップ周辺に適量を散布して、しばらく放置したら一気に水やお湯で流しましょう。
業務用のパイプ洗浄剤を使うと、より高い効果を期待できます。
重曹を使う
重曹を使って、キッチンのつまりを解消することも可能です。重曹は生ゴミなどから発生する酸性の汚れを中和してくれるため重宝します。ベトベトした汚れにも重曹は有効ですので、排水溝の蓋や排水トラップを、重曹を溶かした水にしばらく浸けて、洗い流しましょう。嫌な臭いも取れて一石二鳥です。
排水溝がつまらないよう、予防しましょう!
排水溝は定期的に掃除をしなければ、どんどんつまりやすくなっていきます。そのため、日頃から取り扱いには注意が必要です。食器やフライパンについた油汚れは極力キッチンペーパーで拭き取り、シンク周りの油の発生を防ぎます。
また、食材をキャッチしてくれる排水溝用のネットはこまめに交換して、つまりを起こさないように心がけてください。また、つまりが発生していなくても、定期的にパイプユニッシュなどのパイプ洗浄剤で掃除をし、汚れが蓄積しないように努めましょう。
キッチンのつまりを業者に依頼した場合の料金は?
キッチンのつまりがどうしても解決できない場合、プロの水道業者に依頼する手があります。その際に気になるのは、工賃や材料費を含めた依頼料金です。
工事費用は、つまりの原因によってさまざまで、1万円程度で済むこともあれば、数万円程度かかることもあります。
よくわからないままに工事を依頼し、後から高額な金額を請求されたという事例は後を絶ちません。そのようなことがないように、信頼できる水道業者を選んで、依頼するようにしましょう。
名古屋市に本社を構える中部水道修理では、24時間365日受付を行っていて、急なキッチンのトラブルにも対応可能です。
中部最安値を目指す中部水道修理では、基本料金5,500円+部品代とわかりやすい工賃を設定していて、出張費や見積費用は一切請求いたしません。見積書をご確認いただいたうえで工事を開始しますので、ご納得いただいたうえで工事をご依頼いただけます。
キッチン・台所周りのつまりの原因と予防法についても、業者が丁寧に説明していますので、きれいなキッチンを保ちたいと考えている方は、ぜひお気軽にご相談ください。