蛇口のポタポタ水漏れをスピード応急処置!水漏れの原因と応急処置の方法について
目次
蛇口からのポタポタを放置すると水道代がかなり上がります!
きちんと蛇口を締めたつもりでも、実は緩んでいて水がポタポタ漏れてくることがありますよね。
また、蛇口のなかにあるパッキンなどの部品が劣化していて、しっかり蛇口を締めても水が垂れてくることがあります。蛇口からのポタポタ音は気になるものですし、四六時中垂れていると水道代もバカになりません。少量の水だからといって放置しておくのではなく、応急処置を取るなり業者を呼ぶなりして早急に対処しましょう。
蛇口の水漏れで今すぐできる応急処置
蛇口の水漏れに対する応急処置は、場所によって方法が異なります。
代表的な水回りである台所・お風呂・トイレ・洗濯機周り、それぞれの応急処置方法を見ていきましょう。
①台所の場合
台所に使われている水栓は、大きく分けてハンドル混合水栓とシングルレバー混合水栓のふたつです。最近の住宅にはほぼシングルレバー混合水栓が採用されています。この水栓の中にある、水量や温度の調節を行うバブルカートリッジが劣化すると水漏れが発生します。バブルカートリッジはホームセンターなどで購入できますので、急ぎの修理が必要であれば、購入して取り替えてみましょう。水道のポタポタ音が止まるかもしれません。
冷水と温水の2種類のハンドルがあるハンドル混合水栓は、ふたつのハンドルを回して水量と水温を調節します。単純な構造のハンドル混合水栓はカートリッジがなく、壊れにくいと言われています。そのため、水漏れの原因のほとんどは、ハンドル部分のパッキンの劣化にあるのです。ホームセンターで新しいパッキンを購入して交換すると良いでしょう。
②お風呂の場合
大量のお湯を誘うことになるお風呂では、水道の種類が台所よりも豊富です。最近は少なくなりましたが、ハンドルが上部に取り付けられていて、その下に一本の管が付いているだけのシンプルな単水栓、 左右のハンドルが独立しているハンドル混合水栓、簡単に温度だけを調整できるサーモスタット混合水栓、そしてひとつのレバーでお湯の量と温度を同時に調節できるシングルレバー混合水栓の4つが主とされています。近年の住宅ではシングルレバー混合水栓を多く見かけます。
お風呂の水栓には壁付けタイプのものもあれば、台付きタイプのものもあり、種類によって水漏れの原因はさまざまです。
壁付けタイプの水栓であれば、パッキンの劣化である可能性が高いです。この場合、キッチンの水栓同様に、ホームセンターで購入したパッキンを使って応急処置を取ることができます。
サーモスタット混合水栓やシングルレバー混合水栓は、水栓の中にあるバブルがトラブルとなっていることがあるため、カートリッジを購入して応急処置を取ることが可能です。しかし、お風呂の水栓はつくりが複雑で、トラブルのタイプによっては応急処置を取りにくいことがあるので、悩むようであれば業者に頼んだほうが良いでしょう。
③トイレの場合
トイレではタンクの水が止まらずに、水が便器にチョロチョロ流れ続けることがあります。トイレのタンク内はいくつかの部品で構成されていて、それらが劣化すると正常な働きをしなくなることがあります。便器のチョロチョロ音が気になる場合、まずは止水栓をしっかりと締めて、タンク内を確認しましょう。
小さなボールがついている浮きゴムが劣化している場合は、取り外して交換しできます。しかし、ボールタップの交換が必要となると複雑な工事を行わなければいけません。自信がない人は、すぐに業者を呼んだほうが良いでしょう。毎日何度も使うトイレが動かなければ、日常生活に支障をきたしてしまいます。
④洗濯機の場合
洗濯機の水漏れの原因は、蛇口や給水ホース、排水ホース、そして洗濯機周りにある可能性が考えられます。 蛇口のニップル部分が水漏れしているようであれば、ネジが古くなっている可能性が高いので、ドライバーを使ってネジを締め直しましょう。
ホースが緩んでいる場合には、カチッと音が鳴るまでしっかりと接続し直し、それでも無理ならパッキンの劣化を疑ってください。ホースに穴や傷ができていたら、ホースそのものを取り替える必要がありますが、すぐに用意できないのであれば防水テープやパテを使って補強し、応急処置を取りましょう。
蛇口のナット部分が水漏れしてるようであれば、モンキーレンチを使ってナットを締めましょう。ニップルと給水ホースの間から水漏れしていれば、ゴミやサビが付着している可能性があるので、掃除をして取り除くようにしてください。それでも改善されない場合は、給水ホースを交換しましょう。
新しいゴムパッキンを用意できない場合は、輪ゴムを使って劣化したパッキンの隙間を埋めるように取り付けると応急処置が可能です。洗濯機の水漏れの応急処置を行う場合、感電が心配されますので、必ず電源を切って、コンセントも抜いておきましょう。
蛇口からポタポタと水漏れが止まらない原因は?
蛇口からのポタポタと水滴が落ちる水漏れは、地味に気になりますよ。その原因は、水栓の種類によって異なるように思えますが、実は形が違うだけで漏れやすい場所については、そう大きな違いはありません。画像を参考に、蛇口から水漏れが止まらない原因を説明します。
①パイプの先
どのような水栓であっても、パイプの先から水漏れをする場合、蛇口のなかにあるコマパッキン(ケレップ)という部品が劣化して、水漏れを起こしている可能性があります。コマパッキンは金属部とゴムパッキン部で構成されていますが、本体そのものを交換しなくてもパッキンだけの交換で付け替えられます。
交換時はモンキーレンチでナット、ハンドルの順に外したらケレップを交換しましょう。ナットを締めたら完了です。
これがシングルレバー混合水栓の場合、お湯と水を混合するバルブカートリッジの定期的な交換が求められています。クルクル回してパッと外せるタイプも多いので、水漏れが気になるようになったら早めに交換をしましょう。
②ハンドルの根元
単水栓やツーハンドル水栓の場合、根元から水漏れすることがあります。この場合、ハンドルの三角パッキンが傷んでいるため、コマパッキンと同様にモンキーレンチでナットとハンドルを外して旧製品と交換しましょう。
③パイプの根元
単水栓やツーハンドル水栓では、パイプ接合部のパッキンが傷むと、根元からの水漏れを起こします。この部分は可動部であることから傷みやすく、水漏れが起こりやすいのです。
この部分にはUパッキン・リングを用いて交換を行いましょう。モンキーレンチを使ってパイプを外し、Uパッキン・リングを交換します。このときパッキンの向きに注意して、溝と本体を合わせるようにしてはめ込んでください。
④蛇口と取り付け口の間
単水栓やツーハンドル水栓では、蛇口と配管の接続部から水漏れをすることも珍しくありません。この場合、高確率でシールテープが劣化しています。
このときにはまず、ホームセンターなどで販売されているシールテープを用意して、蛇口本体を外していきましょう。配管内が見えますので、ゴミや古いシールテープが残らないように掃除をします。
その後、ネジに向かって時計回りにシールテープを6~7回巻きつけていきましょう。少しきつめに巻きつけたら、水栓本体に取りつけて完了です。このときに無理に締めすぎたり、回し方を間違えたりすると、シールテープが破れて水漏れがひどくなるかもしれません。
マンションやアパートなどの賃貸は管理会社へ連絡しましょう
アパートやマンションといった集合住宅に住んでいる人は、蛇口の修理をするにも要注意です。
自分で修理をして失敗してしまった場合、新たな修理費用を請求される可能性が高いです。
集合住宅によっては、管理会社が修理費用を持ってくれることもあるので、必ずしもトラブルをすべて自分で抱え込む必要はありません。応急処置をしても水漏れが直らない場合、自分で業者を呼ぶのではなく、一度必ずアパートやマンションの管理会社に問い合わせるようにしてください。
何の相談もなしに業者を呼んでしまうと、修理費用を全部自分で持たなければならなくなります。責任の所在を明確にするためにも、絶対に一人で判断して修理をしてしまわないようにしてください。
水道業者に依頼したときの修理費用相場は?
パッキンを自分で交換したのに蛇口からのポタポタ音がおさまらないということであれば、迷わず水道業者に相談してください。もしかしたら、蛇口が大きなトラブルを起こす前兆なのかもしれません。プロの水道業者であれば、ポタポタ音の原因を突き止めて、適切な修理方法によるスピーディーな解決を期待できます。
気になる修理費用の相場ですが、水漏れの原因や交換する蛇口のメーカーによって大きく異なります。軽微なものであれば数千円で済みますが、水栓を丸ごと交換することになると3~5万円程度発生することになります。
少しでも修理費用を抑えたい方はぜひ中部水道修理まで
名古屋市に本社を構える中部水道修理は24時間365日受付!お客様のご自宅まで最短15分、急なトラブルにもスピーディーな対応が可能です。
応急処置を取ることもできますが、無理に直そうとすると、より状態が悪くなってしまうこともあるため、難易度の高い修理作業は業者を呼んで対応してもらうことをおすすめします。
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