洗濯機の水栓の高さを変えることは可能です!変更の方法とは。
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洗濯機の水栓の高さは変更可能です!
洗濯機に給水する水栓はどのような住宅にもついているように思えますが、必ずしも適切な位置であるとは限りません。一般的な大きさの縦型洗濯機であればほぼ問題ありませんが、大型化しているドラム式洗濯機の場合は水栓位置が低く、機体に水栓が当たってしまうことも。
毎日使用する洗濯機がこのような状態だと不便に感じてたまりませんが、ご安心ください。洗濯機の水栓の高さは、リフォームで簡単に変えることができます。ですので、引っ越しをした際に元々持っていた洗濯機が設置できないという方も、わざわざ新しい洗濯機に買い替える必要はありません。
それでは一体どのように水栓の高さを変えたら良いのでしょうか。今回は水栓の高さの上げ方と必要な道具、また業者に依頼することになった場合の相場をお伝えします。
自分で洗濯機の水栓の高さを上げるには
自分で洗濯機の水栓の高さを上げる場合、主に延長偏心管または壁ピタ水栓のいずれかを使用して調整することになります。手際よく進めるためには、道具の準備から行っていきましょう。
延長偏心管(壁ピタ水栓)を取り付ける前の準備
メーカーにもよりますが、延長偏心菅や壁ピタ水栓を使えば水栓の位置を12.5~15cm程度上げることができます。自宅の水栓の高さと洗濯機のサイズを確認して、もっとも合いそうなものを選びましょう。ホームセンターやECサイトから購入可能です。延長偏心菅は可動式のものを選ぶと位置調節が可能なうえ、逆回転しても水漏れしません。
必要になる道具
水栓の高さを変える際に必要となる道具は以下の通りです。
- 延長偏心管もしくは壁ピタ水栓
- 水栓取り外しレンチ
- 防水テープ
- プラスドライバー
- ネジ
テープやネジがセットになっているものであれば道具が整いやすく、おすすめです。
元栓は閉めて作業しましょう
作業を開始する前に、水道の元栓は必ず閉めておきましょう。開けたまままでは、水が吹き出て大変なことになります。古い元栓ほどきつく閉めるようにして、一度水が本当に止まったかどうかを確認してください。元栓は外構にあるケースがほとんどですが、アパートや賃貸など、賃貸物件に住んでいる方は他人の部屋の元栓を止めないように注意しましょう。
さっそく延長偏心管を取り付け!
準備が整ったら、さっそく延長偏心菅を取り付けていきます。ひとつひとつの作業を丁寧に行うことで、水漏れすることなく快適に使えるようになります。
蛇口を取り外す
まずはレンチを使って蛇口を取り外していきます。外す前には蛇口を開けて、配管に残っている水を抜いておきましょう。
このときに水栓取り外しレンチ、またはウォーターポンプフライヤーを使って蛇口ごと回すと取り外しやすくなります。既存の偏心菅を外したら配管内を掃除し、シールテープやごみを取り除きましょう。ここがおざなりになっていると水漏れの原因になります。
そして、新しい偏心菅にぐるぐるとシールテープを巻いていきましょう。右回りに数回程度巻き付けるのがコツです。壁ピタ水栓の場合は、ネジの部分にシールテープを2~3回巻き付けるようにしてください。
延長偏心管・壁ピタ水栓を取り付ける
テープを巻き付けたら、いよいよ延長菅と分岐コックを取り付けていきます。レンチを使うことになりますが、無理に締めすぎると配管を傷めつけることになるため、シールテープの量で調整するようにしてください。また、この際には偏心菅を一方向にしか回さないように注意しましょう。逆回りにするとシールテープが切れて、水漏れの原因になります。
延長菅を固定するホルダーを設置したら、いったん完成です。
最後に水漏れをしていないか確認
工具を取り外したら元栓を開け、水漏れがないかどうかを確認しましょう。洗濯機がすでにある場合は接続して、水がきちんと流れるか確認できたら完了です。
なお、洗濯機は給水栓の接続をしていなければコックを開けても水が出ない仕組みになっています。
自分でやるのは大変…業者に依頼する場合について
洗濯機の水栓の高さの変更は、延長偏心菅や壁ピタ水栓を使えば決して難しいものではありません。しかし、DIYに慣れていない人のなかにはハードルが高いと感じる人もいるでしょう。モンキーレンチやテープを用意するにも費用が発生します。仕事や家事育児で忙しい方であれば、「手っ取り早く業者に頼みたい」と考えるかもしれませんね。
そのような場合、水道工事業者に依頼すると代わりに水栓の高さを調整してもらうことができます。その際にかかる費用の目安は以下の通りです。
- 業者による工事費用
- 出張費用
- 部品代
工事費用は業者によって千差万別ですが、リーズナブルな業者であれば1万円~、高くても3万円程度です。出張費を工事費用に含んでいる業者も存在しますが、遠方である場合、別途請求する業者も存在します。部品代は5,000~1万円程度です。
相場を知らずに業者を決めてしまうと、想定以上の金額を請求されるおそれがあります。そのようなことがないように、事前に複数の業者から相見積もりをとっておくことをおすすめします。ただし、「言い値が一番安かったから」という理由では決めずに、費用内訳を確認したうえで決めましょう。あまりに安い業者はあとから何かと理由をつけて、追加費用を請求してくることがあります。
洗濯機の水栓位置変更は中部水道修理にお任せください!
洗濯機の水栓位置の変更は、人によっては難しいと感じるものです。「工具をまったく持っていない」「配管を傷つけてしまいそうで不安」「引っ越したばかりで作業をする時間が取れない」など、懸念点がある方はぜひ一度中部水道修理にご相談ください。
名古屋駅前に本社を構える中部水道修理では、24時間365日受付を行っていて、深夜や早朝など緊急時のトラブルにも迅速に対応させていただいております。愛知県だけではなく、岐阜県や三重県にも出張しておりますので、名古屋市から離れた場所にお住まいの方もお気軽にお問い合わせください。
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