壁からの水漏れは放置厳禁!原因や対策を水道屋が解説します
目次
まずは壁からの水漏れの状況チェック
あまり聞かれない話ではありますが、一般住宅や工場オフィスなどの壁から、水漏れが起こることがあります。これにはさまざまな原因が考えられ、放っておくと深刻なトラブルを招くおそれがあるので、すぐに対処しましょう。
不安な方は、まず自宅や自社の壁からの水漏れがないかどうかをチェックするところから始めてみてください。
壁からシューっという音が出ている場合
壁からシューとかシャーといった音が聞こえる場合、壁の中で水漏れが発生している可能性が高いものです。
音が激しい場合は、急激な水漏れを起こしているかもしれません。
壁から水滴がたれている場合
壁の中から水の音が聞こえるだけではなく、壁から水滴がたれてきているとなると、いよいよ事態は深刻です。
壁の隅で水漏れを見つけたら、すぐに壁の中の音を聞いて、排水管の状態を確認しましょう。激しく音が聞こえる場合があります。
外壁が濡れている場合
雨が降ったわけでもないのに、外壁が濡れている場合、真っ先に考えられるのは雨漏れです。しかし、雨漏り以外にもさまざまな原因が考えられます。屋根や天窓、外壁など、複数の部分から水漏れが発生して、外壁にまでつたっているのかもしれません。
雨が降った時だけ壁が濡れる場合
雨が降った時にだけ外壁が濡れる場合、雨漏りをしている可能性があります。雨漏りは住宅の老朽化で起こる場合が多いため、築年数が20年を超える住宅は要注意です。雨漏りというと屋根から発生しているイメージがありますが、それ以外にも外壁や窓から浸水してきていることも珍しくありません。
壁から水漏れしている原因
壁から水漏れしてしまう原因には、主に以下の5つの原因が考えられます。
水道管の破裂や故障
壁の中には下水管や排水管など、さまざまな管が通っています。当然これらの管も住宅同様に経年劣化するものであり、老朽化すると接続部分からの水漏れを起こしてしまいます。また、地震などの天災によって管に刺激が入り、そこから水漏れを起こす場合もあります。
屋根や外壁の破損
屋根や外壁が破損していると、そこから雨が家の中に入るようになり、雨が降った時にだけ水漏れが起こることになります。元栓を閉めても水漏れが直らない場合は、屋根や外壁が破損している可能性が高いものです。
気候や環境による水道管の破損
水道管の中を通っている水が凍結すると、水道管に圧力がかかり、その力で管が割れて水漏れをすることがあります。そのため、寒冷地に住んでいる方は要注意です。
クーラーの故障
エアコンの水漏れを経験したことがあるという方は、多いものです。この原因にはいくつかの種類があり、ドレンホースがつまっていたり、フィンが結露していたりすると、水漏れを起こすようになります。また、ごくまれですが、雨水が侵入したり、室内機が傾いていたりすると水漏れを起こすことも珍しくありません。
クーラーの故障を防ぐためには、定期的な掃除を心がけ、付着した汚れはまめに取り除きましょう。
洗濯機の故障
エアコンと並んで水漏れが多い家電といえば洗濯機です。洗濯機は蛇口からや機体の底から、また排水ホースから水漏れするケースも珍しくありません。水漏れの原因が特定できれば、その箇所の部品を交換して自分で修理することも可能です。まずは、どこから水漏れしているのか、突き止めるところから始めましょう。
今すぐできる壁からの水漏れの応急処理
壁の水漏れの原因が排水管である場合、自分で修理するのは難しいため、専門業者を呼んで修理してもらうことをおすすめめします。また、エアコンが原因であった場合も、機体を分解して確認することになるため、下手に自分で調べるよりも専門業者に依頼したほうが無難です。水漏れ状態を放置しておくと見た目にも美しくないですし、壁紙が傷んでしまいます。
業者が来るまでの間、まずは応急処置として元栓を閉めておきましょう。そして水漏れ箇所の水分は雑巾やタオルで拭き取るようにしてください。電化製品は水漏れの影響を受けると故障するおそれがあるため、水漏れ箇所から避難させてください。水漏れしている穴やヒビを目視できるのであれば、防水テープや雨漏り補修液を使って自力で補修する方法があります。姑息的ではありますが、やらないよりは実行したほうが確実に被害拡大を防げます。
壁からの水漏れを放置してはいけない理由
壁からの水漏れを放置していると、まず心配になるのがカビの発生です。水漏れによって湿気が湿度が高まるとカビが発生し、繁殖しやすくなります。カビはアレルギーやシックハウス症候群の原因となるため、健康被害を受けることになりかねません。
また、カビが発生した壁やフローリングは張り替えることになると大きな出費になります。
水漏れが深刻化すると家電に影響を与え、使えなくなる点も大きなデメリットです。使えなくなるだけではなく、漏電による感電や火災で大きなトラブルに発展する可能性もゼロではありません。
マンションやアパートで水漏れしていた場合はどうする?
アパートやマンションで水漏れが発生してしまった場合、自分のミスと認められると損害金や修繕費を請求される可能性があります。そのため、心配な方は個人賠償責任保険に加入することをおすすめします。
もしも水漏れが発生した場合は、すぐに業者を呼ぶのではなくまずは必ず大家さんや管理人さんに相談するようにしてください。そのマンションが契約している業者が、格安料金で補修してくれるかもしれません。そのことを知らずに自分で業者を呼んで修理してもらった場合、水漏れの原因が自分になかったとしても、その料金を後からオーナーに請求することはできません。
また、水道や電気会社にも忘れずに連絡し、水漏れによる漏電がないかどうかを目視するようにしてください。被害が下層階にまで及んでいないかどうか、確認することも重要です。
反対に自分が被害者となった場合は、管理人だけではなく保険会社にも連絡を入れましょう。加害者とは水漏れを起こした相手と原因を特定し、管理組合を通じて交渉するとスムーズに進みます。
壁の水漏れを修理するには
壁の水漏れは、基本的に壁を開けて行わなければいけません。自分で対応できないケースがほとんどであるため、水漏れの状況を確認したら、少しでも早く水道業者を呼ぶことをおすすめします。もしも、管理人やオーナーがいない、戸建住宅の水漏れ修理をしたいということであれば、ぜひ一度中部水道修理にご相談ください。
24時間365日受付を行っていて、迅速な対応が可能です。出張費は無料ですので、遠方のお客様もご安心ください。壁の状態を判断して、お見積もりを提出した後に工事をしていますので、修理後に高額な工費を請求するということもありません。安心してご依頼いただけます。