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トイレの床に水たまりができてしまったときの対処法

原因不明で便器から水が溢れた場合の対処法!慌てず安全に対処するための完全ガイド

原因が分からないまま便器から急に水が溢れてくると、多くの方が焦ってしまいます。
しかし、適切な手順を踏めば被害を最小限に抑えられます。
本記事では「まずやるべき応急処置」「自力で確認できるチェック項目」「業者を呼ぶべき判断基準」「再発防止策」まで、漏れなくわかりやすく解説します。
自宅の水回りに突然のトラブルが起きても落ち着いて対処できるよう、ぜひ最後までお読みください。

目次

便器から突然水が溢れたら?まず最優先でやるべき行動

トイレの床に水たまりができてしまったときの対処法

便器から水が溢れ始めた際に最も重要なのは「これ以上水を流さないようにすること」です。見た目ほど大がかりなトラブルではない場合もありますが、流し続けると便器の外に水があふれ、床材の腐食や階下への漏水につながる危険があります。

まずは止水栓を閉め、便器周辺の安全を確保し、拡大を防ぎましょう。たとえ原因が明確でなくても、初動対応が正確ならその後の復旧作業が圧倒的にしやすくなります。


【応急処置】最初の5〜10分で必ずやっておくべき3ステップ

1. 止水栓を閉めて水を止める

便器の後ろや側面にある銀色のバルブ(止水栓)を時計回りに回すと水が止まります。勢いよく水が流れ続けるのを止めることで、床への被害を防げます。

2. 電気製品・家具を避難させる

水が床に広がる可能性が高いため、電源コードや延長コードはすぐに避難してください。漏電の危険を防ぐ意味でも最重要の対応です。

3. タオルや新聞紙で漏水の拡大を防ぐ

溢れた水は吸水性の高いタオルや新聞紙などを敷いて広がりを防ぎます。集合住宅では床下へ水が浸入すると階下トラブルにつながるため特に重要です。


原因不明の水溢れで考えられる原因とは?チェックリストで確認

チェックポイント

便器から水が溢れる原因は、実は「詰まり」以外にも複数あります。以下のチェック項目を確認することで、自分で対応できるケースか専門業者を呼ぶべきかが判断しやすくなります。

● 便器内部・排水路の軽度な詰まり

ティッシュや水に溶けない紙類、猫砂、食べ残しなどが流された結果、便器の内部で詰まりが起きている場合があります。

● 排水管全体の詰まり(家全体が原因)

キッチン、浴室、洗面所など複数の排水がつながる集合管が詰まっていると、トイレの水だけが逆流するケースがあります。

● 下水管トラブル(木の根や老朽化)

屋外の配管に木の根が侵入したり、古い配管が沈下して閉塞している場合、便器の水の流れが止まり溢れてしまいます。

● タンク内の異常(給水過多)

ボールタップの故障によりタンクが止まらず、水が便器へ流れ続けて溢れるケースも珍しくありません。


自分で確認できる対処法|安全にできる範囲で行うチェック

1. ラバーカップ(スッポン)での軽い詰まりの除去

水がゆっくり引く場合は、ラバーカップが最も効果的です。
・便器内の水位を適度に調整
・ラバーカップを密着させてゆっくり押し引き
・数回試して流れが改善すれば成功です

強引に押し込みすぎると逆効果になるので注意してください。

2. 他の排水口の流れも確認する

トイレ以外の排水口(キッチン、洗面所、浴室)が同時に流れにくい場合は、家全体の配管詰まりの可能性が高く、DIYでの対応は難しいです。

3. タンク内の故障をチェック

蓋を開けて、
・浮き球が沈んでいないか
・水が止まらず出続けていないか
を確認します。ボールタップの故障が疑われる場合は部品交換が必要になります。


これ以上は危険!専門業者に依頼すべき判断基準

以下の症状がある場合、一般の方が無理に作業するのは危険です。

  • 便器内の水が完全に引かない

  • ラバーカップを使っても改善しない

  • 他の排水口でも逆流が起きている

  • 悪臭が急に強くなった

  • 配管周りから水が漏れている

これらは排水管全体のトラブルや屋外の下水管の閉塞が疑われ、専門的な機材(高圧洗浄、管内カメラ)が必要になります。


業者に依頼した場合の相場と知っておくべきこと

● 作業内容ごとの費用目安

  • 軽度の詰まり除去:8,000〜15,000円

  • ワイヤーによる詰まり除去:15,000〜30,000円

  • 高圧洗浄:20,000〜50,000円

  • 下水管調査(カメラ):10,000〜30,000円

※深夜・早朝料金や出張費が別途かかることがあります。

● 依頼時に伝えるとスムーズな情報

  • いつから溢れているか

  • 流してしまった物があればその内容

  • 他の排水口の状況

  • 建物の種類(マンション・戸建て)

状況を正確に伝えることで、技術者の準備が早まり、対応時間と費用を抑えやすくなります。


再発防止のために今日からできる対策

● 水に溶けない物は絶対に流さない

ティッシュ、掃除シート、猫砂、生理用品などは便器から詰まりを引き起こす代表例です。

● 定期的に排水管のメンテナンス

半年〜1年に一度、排水トラップの清掃や排水管洗浄を行うと詰まりが起きにくくなります。

● タンク内の部品劣化を定期点検

賃貸の場合は管理会社、戸建ての場合は水道修理業者に点検を依頼すると安心です。


まとめ|原因不明でも慌てず対処し、改善しなければ早めに業者へ

便器の水が突然溢れた場合、まずは「止水」「安全確保」「水の拡大防止」が最優先です。その後、軽度の詰まりやタンクの故障など自分で確認できる範囲をチェックします。改善が見られない場合や複数の排水口で異常がある場合は、配管全体の問題が考えられるため、早めに専門業者へ相談してください。

よくある質問Q&A

QA

Q1. 便器からいきなり水が溢れた場合、まず何をすべきですか?

A1. まずは落ち着いて止水栓を閉めることが最優先です。これにより水の追加流入が止まり、被害の拡大を防げます。

Q2. トイレの止水栓はどこにありますか?

A2. 便器の左下あたりにある小さなハンドル状の部品です。時計回りに回すと水が止まります。

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