大量のペットのフンを流してしまった場合の対処法!
ペットのフンを大量にトイレに流してしまうと、排水詰まりや下水管の損傷、悪臭や衛生上の問題に発展する恐れがあります。
本記事では「今すぐやるべき応急処置」「自分でできる復旧手順」「業者に頼むべき症状と費用目安」「再発を防ぐ予防策」まで、順を追って分かりやすく解説します。
事態を悪化させずに安全に対応することを最優先にしてください。
目次
応急処置(最初の5〜15分でやること)

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流すのをすぐにやめる — 追加で水を流すと詰まりを押し込んで悪化します。
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トイレの止水栓を閉める — トイレ横または壁にある止水弁を時計回りに回して水を止めます。家全体の元栓を閉める必要は通常ありませんが、状況により判断します。
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素手は避け手袋を着用する — 衛生上のリスクが高いので、使い捨て手袋やゴム手袋を必ず着けます。
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見えるフンは取り除く(できる範囲で) — 使い捨てのヘラやバケツで目に見える固形物を取り出し、ビニール袋に密閉して廃棄します。
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周辺の養生 — 床や壁に汚水が飛び散っている場合はタオルや新聞で覆い、養生テープで固定して拡散を抑えます。
 
自分で試せる復旧手順(段階的に)
注意:強引に無理な作業をすると配管や便器を傷める可能性があります。状況に不安がある場合は早めに業者へ連絡してください。
1) ラバーカップ(スッポン)での嘗試
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結論:軽度〜中度の詰まりなら効果的です。
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やり方:便器内の水位を適度に保ち、ラバーカップを密着させて数回強めに押し引きします。力を入れすぎず、ゆっくり戻すのがコツです。
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成功の目安:水がスムーズに引けばOK。
 
2) 排水管用ワイヤー(ドレンクリーナー)を使う
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結論:ラバーカップで改善しないときの次の手段です。
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やり方:ワイヤーを便器の排水口に挿入し回転させながら押し込み、固形物を崩す・引き上げる。金属製のワイヤーは便器を傷つけないように布を巻くなど注意が必要です。
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成功の目安:水の流れが戻ればOK。ただし引き上げた固形物を素手で触らないこと。
 
3) 排水溶解剤(酵素・生分解性)を検討する
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結論:有機物(フン)には酵素系の溶解剤が比較的安全に効きますが、即効性は低いです。
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注意点:強酸や強アルカリの薬剤は便器や配管を傷める可能性があるため避け、説明書をよく読むこと。
 
ここまでで改善しない場合はプロを呼ぶべきか?(判断基準)
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トイレを何度か試したが水が引かない
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水が逆流して他の排水口(洗面・浴室)から汚水が出てくる
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排水管内部で悪臭がひどく継続する
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DIY作業中に金属器具で便器や配管を割ってしまった疑いがある
 
これらの場合は専門業者による高圧洗浄、配管の取り外し、場合によっては床下点検が必要になるので、早めに業者へ連絡してください。放置は二次被害(カビ、腐食)を招きます。
業者に依頼する際の目安費用と依頼時のポイント
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費用目安(目安は地域や業者で差があります)
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出張・軽作業(ラバーカップ程度の対応): 5,000〜15,000円
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ワイヤー作業・簡易除去: 10,000〜30,000円
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高圧洗浄・配管内部清掃: 20,000〜60,000円
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床下調査や配管交換を伴う大規模修理: 50,000円〜(変動大)
 
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依頼時に伝えるべき情報
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いつ・どの程度の量を流したか(固形・柔らかさの目安)
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現在の状況(流すと逆流する、全く流れない、音・臭いの有無)
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建物情報(マンションか戸建て、築年数、排水が公共下水か浄化槽か)
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写真や短い動画があると診断が早くなる
 
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業者選びのチェックポイント
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事前見積もり・作業内容の説明が明瞭か
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出張費・深夜料金を明示しているか
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レビューや自治体指定の有無を確認すること
 
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衛生面・法的・マンションの場合の注意点
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汚物に触れたら必ず消毒(次亜塩素酸水や市販の除菌剤)と手洗いを徹底すること。
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マンションやアパートでは下階へ被害が及ぶ可能性があるため、管理会社や大家へ速やかに連絡すること。被害拡大で損害賠償問題に発展する場合があります。
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公共下水や浄化槽の規定により、固形物の流入自体が禁止されているケースがあるため、再発防止が重要です。
 
再発防止の具体策(すぐできる対策)
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ペットのフンはトイレに流さない:ビニール袋で密封して可燃/不燃のルールに従って廃棄する。
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ペット用トイレ用シートや専用処理袋を活用する。
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家族にルールを周知し、子どもが誤って流さないように注意喚起する。
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万が一に備え、ラバーカップと使い捨て手袋、簡易消毒セットを常備しておく。
 
まとめ:慌てず被害拡大を防ぎ、改善しなければ早めに専門家へ
結論として、まずは「流すのをやめる」「止水」「目に見える固形物の安全な除去」「養生」を行い、ラバーカップやワイヤーで自力対応できるか試すことが重要です。改善しない、または逆流や強い悪臭がある場合は速やかに専門業者へ連絡してください。再発防止のために、ペットのフンは原則トイレに流さない運用に変更することを強くおすすめします。
よくある質問Q&A

Q. ペットのフンを一度だけ少量流してしまいました。大丈夫ですか?
A. 少量であれば問題ない場合が多いですが、固形物が多かったりトイレの水流が弱い場合は詰まりの原因になります。注意して観察してください。
Q. 自分で分解して掃除していいですか?
A. 便器本体や配管の取り外しは専門的で、水漏れや配管破損のリスクがあるため、無理はおすすめしません。
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